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10月はスパム総量が2割減少、2カ月で半減 - シマンテック調査

また10月は、自動化ツールキットによる攻撃が発生しており、フィッシングメールが0.3%増加した。ツールキットの影響は、メールよりむしろフィッシングサイトの件数に色濃く出ており、ツールキットで作成されたフィッシングサイトは41%増加した。なかでもIPアドレスをURLとして利用するフィッシングが58%増と目立っている。

ソーシャルメディアを装った攻撃が前月より8割増加しており、英語だけでなく、欧州圏やロシア、アジアなど多国語化も確認されている。

イタリアの銀行を装ったフィッシング攻撃の事例では、携帯電話の通話時間をプレゼントするとして、ログインIDやパスワードを入力させるだけでなく、さらに電話番号や携帯電話のパスワードを要求していたという。

(Security NEXT - 2010/11/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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