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10月はスパム総量が2割減少、2カ月で半減 - シマンテック調査

シマンテックは、10月に観測したスパムの状況を取りまとめた。10月のスパム総量は、前月から2割以上減少したという。

同社が、200万件のメールアカウントを利用し、20カ国でスパムの発生状況などを調べているもので、10月に送信されたスパムの総量は、前月から22.5%減少し、前月に引き続き大幅減となった。8月から見るとわずか2カ月で47%縮減している。

スパムの減少にともない、メールの流通量も縮小しているため、メールに全体に占めるスパムの割合の変化はそれほど大きくなく、前月の89.4%をわずかに下回り、86.6%だった。

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一方でスパムの状況をカテゴリごとに見ると、娯楽カテゴリの占める割合が、前月の6%から12%に上昇。米国中間選挙の影響から、従来1%未満で推移していた政治分野のスパムが、割合としては小さいものの1.4%に増加した。

(Security NEXT - 2010/11/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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