Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

複数人気解凍ソフトに脆弱性 - IPAがアップデート呼びかけ

情報処理推進機構(IPA)は、フリーウェアとして人気がある圧縮ファイル解凍ソフト「Lhaplus」や「Lhasa」に脆弱性が見つかったとして、脆弱性が解消された最新版へのアップデートを呼びかけている。

両ソフトは、「lzh形式」や「zip形式」などの圧縮ファイルを扱うソフトウェア。「Lhaplus」には、ライブラリファイルを読み込む処理に脆弱性が含まれ、圧縮ファイルを展開した際に任意のコードが実行される可能性がある。

一方「Lhasa」では、実行ファイルの読み込み処理に不具合があり、任意のコードが実行される可能性がある。

いずれも脆弱性が解消されたバージョンが作者のページで公開されており、アップデートすることにより脆弱性を解消することが可能で、同機構では利用者へ、対応を呼びかけている。

(Security NEXT - 2010/10/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

LLMキャッシュ管理ツールにRCE脆弱性 - キャッシュ汚染に起因
プリント管理ソフト「Xerox FreeFlow Core」に深刻な脆弱性
「Amazon EMR」に深刻な脆弱性 - 資格情報漏洩のおそれ
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
「GitLab」にアップデート - 12件の脆弱性を解消
「ICS」や「Avalanche」などIvanti複数製品に脆弱性
SAP、月例アドバイザリを公開 - 複数の「クリティカル」脆弱性
Fortinet、「FortiOS」に関する複数の脆弱性を解消
「FortiSIEM」に深刻なRCE脆弱性 - 実用的な悪用コードも
オンライン会議ツール「Zoom」に「クリティカル」脆弱性