「Adobe Flash Player」に脆弱性 - Android版やAdobe Readerにも影響
米Adobe Systemsは、「Adobe Flash Player」に深刻な脆弱性「CVE-2010-2884」が見つかったとしてアドバイザリを公表した。
同脆弱性は「同10.1.82.76」および以前のバージョンに脆弱性が含まれる。脆弱性を攻撃された場合、アプリケーションがクラッシュし、システムが乗っ取られる可能性がある。「Windows」「Macintosh」「Linux」「Solaris」など各プラットフォームが影響を受けるほか、また「同10.1.92.10 for Android」についても脆弱性が含まれているという。
また同脆弱性は「Adobe Reader 9.3.4」「Adobe Acrobat 9.3.4」に影響を及ぼすことが判明。Windows版の「Adobe Flash Player」に対するエクスプロイトが確認されているが、「Adobe Reader」や「Acrobat」に対する攻撃は把握していないとしている。
同社では、9月27日の週にアップデートを公開する予定で、「Adobe Reader」や「Acrobat」については、10月12日の週に提供する定例アップデートのスケジュールを前倒しし、10月4日の週に公開するアップデートで、他脆弱性とあわせて解消する計画だという。
(Security NEXT - 2010/09/14 )
ツイート
PR
関連記事
SAML認証ライブラリに脆弱性の指摘 - CVE番号は「拒絶」に
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
米当局、悪用脆弱性に6件追加 - SharePoint関連はランサムも悪用
「Apache httpd」のアクセス制御に脆弱性 - 条件分岐が常時「真」に
NVIDIAのGPUディスプレイドライバや仮想GPUソフトに複数脆弱性
GitLabにXSSなど複数の脆弱性 - アップデートを呼びかけ
SonicWall「SMA 100」に脆弱性 - Googleが報告した攻撃との関連不明
「Sophos Firewall」に複数の「クリティカル」脆弱性 - 対象機器は1%未満
ブラウザ「Firefox 141」が公開 - 脆弱性18件を解消
中国複数グループが「ToolShell」攻撃を展開 - 攻撃拡大に懸念