Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Adobe Readerのアップデートは10月初旬に - 定例公開を1週前倒し

米Adobe Systemsは、Adobe ReaderやAdobe Acrobatに未解決の脆弱性が見つかり、アドバイザリを公開していた問題でアップデートの公開時期を明らかにした。

「同9.3.4」や以前のバージョンに深刻な脆弱性「CVE-2010-2883」などが明らかとなっており、すでに脆弱性を攻撃するエクスプロイトが確認されている。攻撃を受けた場合、PCが乗っ取られる可能性がある。

同社では、アップデートの準備にあたって最終段階に入っており、10月12日に公開を予定していた四半期ごとに定例セキュリティ更新プログラムについて前倒しし、同脆弱性を解消するアップデートについて10月4日の週に公開する計画。

また同社では、脆弱性の緩和策として、マイクロソフトが提供する「Enhanced Mitigation Evaluation Toolkit(EMET)」を紹介している。

(Security NEXT - 2010/09/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「JavaScript」のランタイム環境「Deno」に脆弱性
「Chrome」にセキュリティアップデート - 8件の修正を実施
IoT機器ファームウェアのOSS構成分析ツール - バイナリにも対応
「Telerik UI」の既知脆弱性、米政府で被害 - 脆弱性スキャナ導入も検知できず
狙われる「Telerik UI for ASP.NET AJAX」の既知脆弱性
Cisco製の小規模向け一部ルータに脆弱性、PoCも - EOLで修正予定なし
「Apache Sling Resource Merger」にサービス拒否の脆弱性
PDF生成に用いられるPHPライブラリに深刻な脆弱性
ビデオ会議「Zoom」のクライアントなどに脆弱性 - アップデートで修正
ArubaのNAC製品に深刻な脆弱性 - 任意のユーザーを作成可能に