Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

14件の脆弱性を解消したFirefox最新版 - Windows版やMac版特有の脆弱性にも対応

Mozillaは、メモリ破壊など深刻な脆弱性を解消したブラウザの最新版「Firefox 3.6.9」および「同3.5.12」を公開した。

「同3.6.9」では、重要度「最高」とされる脆弱性11件をはじめ、「高」「中」「低」それぞれ1件の問題を解決。一方「同3.5.12」は、「同3.6.9」において「最高」に設定されていた「SJOW」の脆弱性が「高」のため、「最高」の脆弱性が10件、「高」が2件、「中」「低」それぞれ1件に対応した。

今回のセキュリティアップデートでは、フレームセットにおいて整数オーバーフローが発生したり、「TransformText」におけるヒープバッファオーバーフローの脆弱性を解消。「Windows XP」において不正なライブラリを読み込む可能性や、フォントに起因するMac版の脆弱性についても対処している。

(Security NEXT - 2010/09/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「JavaScript」のランタイム環境「Deno」に脆弱性
「Chrome」にセキュリティアップデート - 8件の修正を実施
IoT機器ファームウェアのOSS構成分析ツール - バイナリにも対応
「Telerik UI」の既知脆弱性、米政府で被害 - 脆弱性スキャナ導入も検知できず
狙われる「Telerik UI for ASP.NET AJAX」の既知脆弱性
Cisco製の小規模向け一部ルータに脆弱性、PoCも - EOLで修正予定なし
「Apache Sling Resource Merger」にサービス拒否の脆弱性
PDF生成に用いられるPHPライブラリに深刻な脆弱性
ビデオ会議「Zoom」のクライアントなどに脆弱性 - アップデートで修正
ArubaのNAC製品に深刻な脆弱性 - 任意のユーザーを作成可能に