Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

日本郵政グループで約11万6700件の個人情報が所在不明に

郵便局やゆうちょ銀行、かんぽ生命保険など日本郵政グループにおいて、約11万6700件の顧客情報を紛失していることが、同グループの自主調査で判明した。発生店舗は、郵便局や直営店など105カ所にのぼっている。

同グループにおいて複数の紛失事故が発生したことを受け、郵便局や直営店など約2万5000カ所における書類の保管状況を調べたところ、帳票やATMジャーナル、公金関連書類などの紛失が105カ所で判明したもの。

郵便局においてゆうちょ銀行関係の顧客情報約5万8100件や、かんぽ生命関係の顧客情報約5万8300件が所在不明となっており、ゆうちょ銀行直営店においても約300件の顧客情報を紛失していた。

これら顧客情報には氏名や住所、電話番号のほか、口座情報、貸付金なども含む取引金額、保険の支払いに関する情報、印影などが記載されている。

グループ各社は、不要書類などと一緒に誤廃棄したと結論付けており、紛失した情報をもととした紹介や要求は確認されていないという。また店舗への指導などルールの徹底により再発の防止を目指すとしている。

(Security NEXT - 2010/07/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

水道メーター取替業務の一部伝票が所在不明に - 門真市
小学校で保護者や教職員の口座番号含むUSBメモリを紛失 - 東村山市
印刷に利用した患者情報含む私物USBメモリが所在不明に - 愛知県
研究室外に置いた廃棄予定パソコン3台が所在不明に - 日工大
高校生徒の写真データ含む私物スマホを紛失 - 大阪府
中学校でアンケート票を紛失、一部が県教委に届く - 春日井市
新生児訪問指導票などを誤廃棄か、再利用段ボールで保管 - 船橋市
中学校で生徒の個人情報含むUSBメモリを紛失 - 高槻市
廃棄する健診記録票が運搬中に転落、翌日回収 - 桐生市
高校で引出に入れた記録簿が所在不明に - 大阪府