iPhone向けアップデート「iOS 4」が公開 - ウェブ関連中心に大量の脆弱性へ対処
米Appleは、同社携帯端末「iPhone」や「iPod Touch」向けのメジャーアップデート「iOS 4」を公開した。機能追加だけでなく、ブラウザ周辺を中心に64件の脆弱性へ対応している。
今回のアップデートでは、「Safari」や「WebKit」などブラウザ周辺における52件の脆弱性を解消。脆弱性が与える影響はそれぞれ異なるが、ウェブサイトを閲覧することで不正なコードが実行される問題や、クロスサイトスクリプティングの脆弱性などへ対処している。
また画像ファイルの処理に関する問題など「ImageIO」の脆弱性についてもウェブ閲覧時に影響を受ける。そのほか「Passcode Lock」の不具合によりデータへアクセスできる問題、アプリケーションが認証を回避してユーザーのロケーションを取得できる「Application Sandbox」の不具合などへ対応した。
(Security NEXT - 2010/06/23 )
ツイート
PR
関連記事
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み
工場向けMOMシステム「DELMIA Apriso」脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Ivantiのエンドポイント管理やリモートアクセス製品に脆弱性
デバッグ支援ツール「NVIDIA NVDebug tool」に複数の脆弱性
ネットワーク監視ツール「Stork」に脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
GitLab、バグ報奨金プログラムで報告された脆弱性6件を解消
「Adobe Commerce」「Magento」に深刻な脆弱性 - Adobeと外部で温度差
MS、月例セキュリティ更新80件を公開 - 「緊急」8件などに対応