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対策に不可欠、多様化するGumblar攻撃の「手口」を解説 - IPA

情報処理推進機構(IPA)は、ウイルスが原因による改ざん「Gumblar攻撃」が拡大していることを受け、インターネット利用者へ注意喚起を行った。

年末からの被害拡大が拡大しており、同機構では、従来より「Gumblar」に関する注意喚起を実施しているが、今回は「攻撃手法」に焦点をあて、攻撃の概要や影響、対策について説明し、対策を呼びかけたもの。

「Gumblar」について特定のウイルスではなく、一連の攻撃の手口であることを強調し、攻撃の流れを説明。閲覧のみでウイルスへ感染することや、正規サイトの改ざん、感染するウイルスが不特定であるなど危険性を示した。

また正規サイトが改ざんに至る理由やウイルスに感染する流れ、感染の原因となる脆弱性の存在、さらに感染したウェブ管理者からアカウント情報が漏洩し、感染が拡大のサイクル、感染時の対策など、細かく説明している。

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(Security NEXT - 2010/02/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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