フィッシングの増加傾向続き、過去12カ月で最高値 - RSAセキュリティ
RSAセキュリティは、10月におけるフィッシング攻撃の発生状況について取りまとめた。4月以降、攻撃件数は増加傾向が続いている。
10月に同社が観測したフィッシング攻撃は、前回調査の1万7365件から3%増加して1万7900件。過去12カ月における最高水準だった。通常型の攻撃は前回調査より8%減少したものの、Rock Phish団によるfast-flux攻撃が13%上昇したことが影響した。
標的とされた企業は、9月から11%増加して239件。はじめて攻撃を受けた企業は12件と5%に過ぎず、半数弱は5回以上の攻撃を受けている企業だった。
攻撃を受けた国については、イギリスが前月はトップとなったが、今回39%まで割合を落とし、米国が再び50%まで増加して首位だった。両国で89%を占める状況となっている。
フィッシングサイトのホスティング国は、今回カナダが35%で初めてトップとなった。米国の28%、英国の22%で続き、4位以降は3%以下で3国が突出している。
(Security NEXT - 2009/11/27 )
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