Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、13件のセキュリティ更新プログラムを公開 - ゼロデイ攻撃にも対処

マイクロソフトは、10月のセキュリティ更新プログラムを公開した。深刻度「緊急」8件を含む13件の提供を開始している。

深刻度がもっとも高い「緊急」のプログラムは、「SMBv2」の脆弱性を解消する「MS09-050」や「IE」の累積的なセキュリティ更新プログラム「MS09-054」をはじめ、「Office」「Windows Media Runtime」「Windows Media Player」「.NET 」「GDI+」などの問題を解決する8件。

一方、次に深刻とされる「重要」についても、「IIS」のFTP機能においてリモートでコードが実行される脆弱性へ対処する「MS09-053」や、特権が昇格が発生する「Windowsカーネル」の脆弱性へ対応した「MS09-058」など5件を公開している。

13件のプログラムで対応した脆弱性の件数は34件に上っており、「SMBv2」や「IIS」の脆弱性については、安定したコードが登場するなど、すでにゼロデイ攻撃が確認されている。

また同社が示した悪用可能性指標によると、「IE」や「.NET」「GDI+」「Windows Media Player」「Windows Media Runtime」についても、安定した悪用コードが30日以内に公開されるおそれがあるという。

2009年10月のセキュリティ情報
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms09-oct.mspx

マイクロソフト
http://www.microsoft.com/japan/

(Security NEXT - 2009/10/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「GitLab」のアカウント乗っ取る脆弱性、悪用が発生 - 米当局が注意喚起
開発言語「R」のデシリアライズ処理に脆弱性 - 修正版へ更新を
QNAP製NASやアドオンに脆弱性 - 旧アドバイザリも更新、影響大きい脆弱性を追加
「SonicWall GMS」に認証回避など複数の脆弱性 - アップデートが公開
4月のMS月例パッチで修正された脆弱性が攻撃の標的に - 米当局が注意喚起
Google、脆弱性2件を修正した「Chrome」のアップデートを公開
「ArubaOS」に深刻な脆弱性 - リモートよりコード実行のおそれ
AIアプリの構築に活用される「BentoML」に深刻な脆弱性
「WooCommerce」向けのカスタムフィールド追加プラグインにRCE脆弱性
「MS Edge」にアップデート - 重要度「クリティカル」の脆弱性を解消