「Microsoft Video ActiveXコントロール」に脆弱性 - ゼロデイ攻撃も
「Microsoft Video ActiveXコントロール」に脆弱性が存在し、ゼロデイ攻撃が発生していることがわかった。マイクロソフトでは更新プログラムの準備を進めており、回避策をアドバイザリで紹介している。
「Internet Explorer」利用時に影響を受け、不正なコンテンツを配信するウェブサイトへアクセスするなど脆弱性に対して攻撃が行われた場合、リモートでコードが実行されるおそれがある。マイクロソフトでは脆弱性の悪用を確認しているという。
影響を受けるのは、「Windows XP SP2」以降や「Windows Server 2003 SP2」で、「Windows Vista」や「Windows Server 2008」は影響を受けない。同社では更新プログラムの開発を進めており、準備ができ次第公開を予定している。
同社では、攻撃の回避策として「Microsoft Video ActiveX コントロール」を無効にするよう呼びかけており、手動による設定方法だけでなく、自動で修正できるプログラム「Microsoft Fix it 50287」をサイト上で提供している。
Microsoft Video ActiveXコントロールの脆弱性により、リモートでコードが実行される
http://support.microsoft.com/kb/972890
マイクロソフト
http://www.microsoft.com/japan/
(Security NEXT - 2009/07/07 )
ツイート
PR
関連記事
MS、10月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性3件に対応
「FortiOS」で複数脆弱性を解消 - 8月に緩和策講じたゼロデイ脆弱性も修正
米当局、「Zimbra」の脆弱性に注意喚起 - 軍関係狙うゼロデイ攻撃も
米当局、「Grafana」の既知脆弱性に対する攻撃に注意喚起
「Oracle E-Business Suite」が標的に - 更新や侵害状況の確認を
「Cisco ASA」狙うゼロデイ攻撃、5月に複数政府機関で確認
「Firefox」にアップデート - Chromeゼロデイの類似脆弱性に対処
Wondershareのファイル修復ソフトに脆弱性 - パッチ提供状況は不明
「Chrome」にアップデート - ゼロデイ脆弱性などに対応
「Android」の2025年9月パッチが公開 - ゼロデイ脆弱性2件を解消
