1年前の個人情報紛失事故が投書で明らかに - 横浜市
横浜地域職業訓練センターで、個人情報が記載された利用申込書が、運営業務が移行した2008年3月から4月にかけて紛失していたことがわかった。担当者は紛失の事実を把握していたが、市への報告を怠っていたという。
所在が不明となっているのは、2006年および2007年度分の訓練センター利用申込書1400件。利用者の氏名、住所、または利用団体の名称、代表者氏名のほか、運営責任者氏名、連絡先電話番号、利用日や利用目的、人数などが記載されていた。利用者の実数は2年間で273団体で、そのうち個人利用者は4人だという。
2008年3月、訓練センターの運営業務を委託先の財団から市へ移行後、書類を綴じていたファイルが紛失していることに職員が気付き、4月上旬に上司へ報告した。財団へ問い合わせるなど捜索を行ったが見つからず、報告を受けた上司は書類が外部へ流出することはないと判断し、市への報告していなかった。
2009年3月9日にセンター利用者から同市広聴相談課へ紛失を指摘する投書があり、問題が表面化した。今後対象となる利用者の特定を進め、順次説明と謝罪を進めるとしている。
(Security NEXT - 2009/03/24 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
学童保育で利用料決定通知書1クラス分が所在不明に - 和歌山市
教員採用選考受検者の自己申告用紙が所在不明に - 新潟県
他県で実施した中学校自然教室で生徒名簿が所在不明に - 横浜市
医療費の検査資料が所在不明、誤廃棄か - 会計検査院
避難行動要支援者名簿が所在不明、差替時に判明 - 一関市
供覧で業務資料が所在不明に、誤廃棄か - 沖縄県
教育補助員が持ち出した課題プリントを紛失 - 都立高
個人情報含む行政文書を紛失、誤廃棄の可能性 - 公取委
市バスのドラレコ映像が保存されたUSBメモリが所在不明 - 川崎市
マンション管理業務主任者登録の申請書類が所在不明に - 国交省