Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ウイルス「Virut」の亜種が増加でIPAが注意喚起 - ウェブ制作者も感染活動の踏み台に

2006年に登場したウイルス「Virut」が、2008年末から増加傾向にあるとして、情報処理推進機構(IPA)では注意喚起を行っている。

同ウイルスは登場から時間が経過しているが、亜種が登場して感染活動が活発化しているもの。感染した場合はWindowsの起動が困難になるなど被害が発生するおそれがあるとして、脆弱性の解消やバックアップなど、日ごろより対策を実施しておくよう同機構では呼びかけている。

同ウイルスは、悪意あるウェブサイトより侵入して感染。さらに実行ファイルやスクリーンセーバに感染を広げるほか、「html」や「php」「asp」といったファイルに不正コードを埋め込むため、ウェブ作成者に感染した場合、感染ファイルの公開によりさらに感染が広がる。

(Security NEXT - 2009/03/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

カプコンへの不正アクセス、侵入経路は予備に残した以前のVPN機器
一部顧客情報が流出、委託先の中継サーバで窃取 - ホテルサンルート台北
「ウイルスバスター」新版、モバイル版で詐欺対策を強化
「ダイヤモンド・プリンセス」運営会社から情報流出 - 2019年中ごろに発生
偽画面にだまされ、個人情報流出の可能性 - 東京防災救急協会
「ウイルスバスター」に新版 - リスト非依存の不正サイト判別機能を追加
法人向けウイルスバスターに後継製品、インシデント対応機能を統合
エフセキュア、セキュリティゲートウェイに新版 - HTTPS検査に対応
マカフィー、個人向け製品に新版 - パフォーマンス向上や家族向け機能
「ウイルスバスタークラウド」に新版 - 悪性JSファイルの検出強化