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海外からも侵入するUSBメモリ感染ウイルス

このごろテレビの報道番組やドキュメンタリー番組など、海外で発生した新型インフルエンザが国内へ持ち込まれることを危惧した内容も増えているが、すでにコンピュータウイルスの世界では、USBメモリが媒介となり、海外から国内に入り込む問題が実際に発生している。

不幸中の幸いだが、コンピュータウイルスについては効果的な手だてもある。最新のウイルス対策ソフトを利用するのはもちろんのこと、事前にオートラン機能を停止したり、利用するメディアを事前にウイルススキャンを行うといった対策が効果的だ。またUSBメモリそのものにウイルス対策機能を備えた製品も登場しており、活用してみるのも良い。

いずれにしても、「USBメモリ経由」だけの対策では不足だ。部分的に対応しただけではウイルス感染を防ぐのが難しい状況となっている。昨今のウイルスに複数感染経路を備えていることを踏まえ、「水際対策」には多角的な対応が求められていることを、ぜひ頭に入れておきたい。

(Security NEXT - 2009/01/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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