Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Microsoft SQL Server」に脆弱性 - ゼロデイ攻撃用の検証コードも

マイクロソフトは、「Microsoft SQL Server」に外部からリモートでコードが実行される脆弱性が明らかになったとしてアドバイザリを公開し、現在調査を進めている。

脆弱性が含まれるのは「Microsoft SQL Server 2000 Service Pack 4」「Microsoft SQL Server 2005」「Microsoft SQL Server 2005 Express Edition」「Microsoft SQL Server 2000 Desktop Engine」「Microsoft SQL Server 2000 Desktop Engine」「Windows Internal Database」 。

「Microsoft SQL Server 7.0 Service Pack 4」「Microsoft SQL Server 2005 Service Pack 3」「Microsoft SQL Server 2008 」は影響を受けない。

脆弱性に対する攻撃を行うためには、脆弱性が含まれる「Microsoft SQL Server」をインストールしたシステムへの認証が必要だが、同ソフトをウェブアプリケーションのバックエンドとして利用している場合、SQLインジェクションの脆弱性を利用して攻撃が行われる可能性もあるという。

すでに脆弱性の検証コードがインターネット上へ公開されており、同社では検証用コードによる攻撃を回避するための対策や緩和策を公開し、対策を呼びかけている。さらに同社では、詳細について調査が完了次第、定例外のセキュリティ更新プログラムの提供などを含め、対策を実施する予定。

マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ (961040)
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/advisory/961040.mspx

マイクロソフト
http://www.microsoft.com/japan/

(Security NEXT - 2008/12/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Samsung製端末、ゼロデイ攻撃の標的に - 商用レベルスパイウェアを悪用か
「Cisco ASA/FTD」脆弱性がDoS攻撃の標的に - 修正を再度呼びかけ
MS、10月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性3件に対応
「FortiOS」で複数脆弱性を解消 - 8月に緩和策講じたゼロデイ脆弱性も修正
米当局、「Zimbra」の脆弱性に注意喚起 - 軍関係狙うゼロデイ攻撃も
米当局、「Grafana」の既知脆弱性に対する攻撃に注意喚起
「Oracle E-Business Suite」が標的に - 更新や侵害状況の確認を
「Cisco ASA」狙うゼロデイ攻撃、5月に複数政府機関で確認
「Firefox」にアップデート - Chromeゼロデイの類似脆弱性に対処
Wondershareのファイル修復ソフトに脆弱性 - パッチ提供状況は不明