Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

大阪電通大が大学院生を処分 - 「ウイルス作成は決して許されざる行為」

大阪電気通信大学は、大学院生がウイルスを作成、配布し、その際、アニメ画像を無断で利用したことによる著作権法違反や個人情報を流出したことによる名誉毀損により、2007年2月に逮捕、起訴された問題で、問題の大学院生に対し、懲戒処分を行った。

個人情報を流出したことは取り返しがつかない重大な行為で、ウイルスをネットワーク上へ拡散させたことは、情報倫理が求められる教育機関として許されざる行為と指摘。裁判については今後を見守るとしながらも、今回の一連の行動が学則に違反するとして、本人に事実確認をした上で、大学院の教授会の審議により3月15日から無期停学の懲戒処分を決定した。

今後同大では、同大学院生の更生をすすめるとしており、学生部長を中心とした補導チームにより教育指導を定期的に行うという。

(Security NEXT - 2008/03/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

自治体委託イベントの申込フォームに不備 - 個人情報が閲覧可能に
サイバー攻撃被害が判明、内部情報へアクセスされた痕跡 - BBT
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「pgAdmin4」リストア処理にRCE脆弱性 - 2カ月連続で判明
地理空間データを活用する「GeoServer」の脆弱性攻撃に注意
スポーツ教室申込者への案内メール、2度にわたり誤送信 - 桐蔭横浜大
予約管理システム侵害、予約者にフィッシングメール - 京都市内のホテル
CMSに総当たり攻撃、個人情報流出の可能性 - 体育器具メーカー