ファイル交換ソフト利用者は9.6% - 1年強で3倍弱の増加
2007年9月の時点でファイル交換ソフトの利用者は9.6%に上ることがわかった。2006年6月の3.5%から大きく上昇している。
コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)、日本レコード協会(RIAJ)、日本国際映画著作権協会(JIMCA)の3団体が、2007年9月に実施した「ファイル交換ソフト利用実態調査」により判明したもので、ダウンロードファイル数、アップロード経験者数、ファイル数などいずれも増加したという。
もっとも利用されているファイル交換ソフトは「Winny」で全体の27.0%にのぼる。「Limewire(18.8%)」「WinMX(15.0%)」「Cabos(13.1%)」「Share(11.0%)」と続いた。
過去1年の平均ダウンロード数は481ファイルで、なかでも「音楽関連(211.3ファイル)」と「映像関連(183ファイル)」が突出して多かった。また利用者の約3分の1がファイル共有の経験があり、経験者のほとんどが調査時点でもすぐに共有できる状態だったという。
「Winny」や「Share」では、流通するファイルの5割から6割が著作権を侵害したファイルであることも判明しており、今回の利用者急増との結果を受け、3団体では著作権侵害行為も増加していると推測しており、悪質なファイル交換ソフト利用者に対する権利執行を含め、対策を強化する方針だという。
(Security NEXT - 2007/12/21 )
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