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大学センター試験が一部問題を差し替え - 持ち出した資料の盗難で

大学入試センターは、盗難によりセンター試験の資料を紛失したとして、問題を差し替えると発表した。

2008年1月に実施を予定している2008年度の入試センター試験の問題作成者が、資料を保存していた私用パソコンを何者かに盗まれたもの。盗まれた資料は、試験問題を検討するため1年以上前に作成されたもので、実際の試験内容とは異なるという。

被害に遭ったパソコンは、パスワードが設定されており、流出の報告は受けていないが、同センターでは、流出した場合に試験問題を推測できる可能性があることから、差し替えを実施する。今回の差し替えにあたり、センター試験の日程などへ影響はないと説明している。

同センターでは、試験に関連する資料について持ち出しを禁止していた。今回の事故の責任を取るとして、理事長が給与の一部を返納するという。

(Security NEXT - 2007/12/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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