Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

JREの脆弱性注意喚起でメールアドレスの流出事故 - 特許庁

メールの送信ミスにより、特許庁が保有する個人や企業のメールアドレスが外部に流出したことがわかった。

同庁職員が、10月22日に「特許庁公報電子署名検証プログラム」で利用しているJREの脆弱性について注意を喚起するメールを送信する際にミスが発生したもの。誤ってメールアドレスを宛先に設定して送付したため、インターネット公報利用者397人分のメールアドレスが、受信者本人以外も確認できる状態となった。

今回の事故を受けて同庁では、送信した関係者に謝罪し、メールの削除の依頼したという。また複数の宛先にメール送信を行う際、提供先ごとに送付するか「BCC」を利用することで、再発防止を目指すとしている。

特許庁
http://www.jpo.go.jp/

関連記事:あらたなJREの脆弱性が再び電子申請制度に影響 - 厚労省は素早い対応
http://www.security-next.com/006914.html

関連記事:JREの脆弱性で波紋 - 政府や地方自治体の電子申請システムで対応に遅れ
http://www.security-next.com/006338.html

関連記事:JRE活用の政府機関20システムに脆弱性 - 対応が2008年にずれ込むケースも
http://www.security-next.com/006435.html

(Security NEXT - 2007/10/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

イベント説明会の申込フォームで設定ミス - えどがわボランティアセンター
MDMサーバに不正アクセス、従業員情報が流出 - 三菱オートリース
「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開
「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
登録セキスペ試験、2026年度からCBT方式に移行
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起