Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

OpenOffice.orgのTIFF処理に脆弱性 - 最新版へアップデートを

オープンソースのOfficeスイート「OpenOffice.org 2.x」に脆弱性が発見された。現在、問題を解消した「同2.3」が公開されている。

今回明らかになった脆弱性は、TIFFファイルの処理時にバッファオーバーフローが発生するもので、攻撃者によって細工されたファイルなどを開いた場合に、不正にコードが実行されるおそれがある。

また「OpenOffice 1.0.x」「同1.1.x」についても、同様の脆弱性が報告されており、従来バージョンは危険度が高いとしてセキュリティベンダーはアップデートを呼びかけている。

現在、脆弱性が解消された同2.3が公開されており、バージョンアップによって脆弱性を解消することができる。

OpenOffice.org CVE-2007-02834
http://www.openoffice.org/security/cves/CVE-2007-2834.html

OpenOffice.org
http://www.openoffice.org/

(Security NEXT - 2007/09/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

教員がサポート詐欺被害、NAS内の個人情報が流出か - 山形大付属中
市バスのドラレコ映像が保存されたUSBメモリが所在不明 - 川崎市
がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意