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新生銀行、プログラムミスで信用情報を誤登録 - 「入金あり」が「入金なし」に

新生銀行において、プログラムミスが原因で信用情報の登録ミスが発生していたことがわかった。同行では情報の提供を中止しており、現在修正作業を進めている。

2006年11月9日から2007年1月26日まで住宅ローンを利用する顧客315人について、金融機関などが信用情報を共有する全国銀行個人信用情報センターへ誤った情報を登録していたもの。全国銀行協会と全国銀行個人信用情報センターから指示を受けて同行が調査をしたところ判明した。

完済したにも関わらず、継続中と表示した47件や、「請求なし」や「入金あり」とすべきところを「入金なし」としたケースや、「入金あり」にも関わらず「一部入金」としたケースなど270件のミスがあり、315人に影響が出た。期間中に他金融機関から不利益となる信用情報が参照された可能性がある。

同行では、完済した顧客の情報についてはすべて修正を終えているが、入金内容の登録ミスが発生した顧客については、1月27日以降は情報の提供を中止して情報の修正を進めている。修正作業は、10月8日までに完了する予定。同行では、関連する顧客に対しては個別に説明、謝罪している。

新生銀行
http://www.shinseibank.com/

(Security NEXT - 2007/08/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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