東京都、架空請求の通報メールを消失 - 操作ミスの可能性
東京都は、都民から送られた架空請求に関する通報メール約7000件を消失したと発表した。不正アクセスによる被害の可能性は低いとしている。
都の消費生活部では、架空請求メールの情報提供を受け付け、条例違反のケースについて口座の凍結を金融機関へ要請したり、サイト名を公開するなど、被害を未然に防止する「架空請求メール都民通報制度」を運営しているが、同制度で受け付けたメールを消失したもの。
消失したのは、2007年1月1日から6月13日までに受信した通報メール7013件。14日に受信した分も含まれるが、件数はわかっていない。メールには、通報内容だけでなく、通報者の氏名およびメールアドレスが含まれる。都では13日までのデータはすでに分析が完了しており影響なかったが、14日分については消失により対応できなかった。
6月15日に、委託業者がパソコンを立ち上げた際、受信した通報メールの一部データ消失を確認。原因は判明せず、サーバ管理会社にアクセス状況の調査を依頼し、不正アクセス被害について確認したが、異常なアクセスはなかったという。
消失の原因は誤操作である可能性が高いとし、都ではメールデータを外付けハードディスクに保存するなど再発防止策を取るという。
東京都
http://www.metro.tokyo.jp/
(Security NEXT - 2007/07/10 )
ツイート
PR
関連記事
先週注目された記事(2025年11月9日〜2025年11月15日)
「MS Edge」にアップデート - 「V8」の脆弱性を解消
米当局、「FortiWeb」の脆弱性悪用に注意喚起
「FortiWeb」に深刻な脆弱性 - すでに攻撃も
アスクル子会社の受託物流サービス、取引先情報流出の可能性
「ぶちエコサポーター」研修会の参加者宛メールで誤送信 - 山口県
誤って資料を持ち帰り紛失、住民が商業施設で拾得 - 新潟県
従業員個人PCがマルウェア感染、業務用認証情報が流出 - QUICK
番組編集ネットワークにランサム攻撃 - ケーブルテレビ可児
NECのHAクラスタソフト「CLUSTERPRO X」に深刻な脆弱性
