ウイルス検出数、Netsky以外で顕著な減少を記録
情報処理推進機構が発表した6月のウイルス届け出状況によると、検知数が前月比35.5%を記録し、大幅に減少したことがわかった。
6月のウイルス検出数は約50万個。5月は、4月の62万個から急激に増加して77万個となったが、前月比マイナス35.5%の大幅な減少となり、一転4月の検出数さえも下回った。届出件数についても、2898件と先月より14.3%減少している。
検出数がもっとも多かったのは「Netsky」の約42万個。9万個減少するなど改善が見られた。2位は「Stration」で約2万個、3位は「Mytob」で約1万6000個と続き、「Netsky」が全体の85.0%を占めている。今回、Netsky以外のウイルスの検出数減少が顕著で、合計個数は前月からマイナス71.9%となり、大きな改善が見られた。
一方、不正アクセスの届出件数は41件で、そのうち被害のあったのは36件。サーバが他サイトの攻撃に踏み台にされたケースやWebDAVの設定ミスによりウェブページが改ざんされたケースが報告されている。
また同機構へ寄せられた相談件数は932件で、そのうち「ワンクリック不正請求」に関するものは285件。5月の185件から再び増加に転じており、注意が必要だ。
(Security NEXT - 2007/07/04 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開