政府ウェブサイトの暗号化対策に遅れ、総務省が自主点検するよう通知
政府機関のウェブサイトで意見募集や公益通報、相談などを個人情報の入力を求める際、暗号化が実施されていないケースがあることがわかった。総務省は、同省をはじめ、各府省へ自主点検するよう参考通知を行った。
情報セキュリティ政策会議が2005年12月に決定した「政府機関の情報セキュリティ対策のための統一基準」を受け、同省九州管区行政評価局と佐賀と大分の行政評価事務所が2006年9月から2007年3月にかけて地域計画調査を実施し、判明したもの。
ウェブサイト上で相談や情報を電子メールで受け付けている22の地方支分部局を対象に調査を実施したところ、5機関では暗号化などを実施していたものの、残りの17 機関では、個人情報の入力を求めているが、暗号化といった対応が行われていなかったという。
同省では、不備が判明した機関に対して問題を通知。さらに同省の地方支分部局を含めた総点検を決定し、他府省に対しても自主点検の参考通知を行った。
(Security NEXT - 2007/06/22 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「急傾斜地崩壊危険区域台帳」に住民の個人情報を誤記載 - 静岡県
中学の生徒用端末で個人情報含む資料が閲覧可能に - 文京区
技術専門校講師の個人情報を受講生に漏洩 - 長野県
個人情報含むHDDが所在不明、前日業務で持出 - 名古屋市立大
閲覧制限が自動解除される不具合 - dodaスカウトサービス
「Apache OFBiz」や「.NET Framework」の脆弱性悪用に注意
ランサム被害で個人情報流出の可能性 - 日本電気協会
Androidアプリ開発者向けセキュリティガイドに改訂版 - JSSEC
Veeamのクラウド向けアプライアンスに脆弱性 - 更新状況の確認を
「Chrome 133」がリリース - 12件のセキュリティ修正を実施