全日空、システム障害を受け再発防止策を発表 - 人員を増加して監視体制を強化
全日空は、5月27日に発生したコンピュータシステムの障害により、一部国内線に欠航や遅延が発生した問題を受け、その原因と再発防止策を発表した。
問題となった障害は、5月27日未明に発生したもので、システム障害により発券業務などが停止し、130便が欠航、300便以上に遅延が生じた。原因はネットワークシステム内の国内旅客系ホストコンピュータと空港設置端末間に設置された通信機器の故障によるもので、通信が正常に行われず、空港内の端末が作動しない状態となった。
同社では再発防止策として、ネットワークシステム機器の交換、および人員増加によるシステム監視体制の強化を実施した。また、通信機器の障害を自動で検知し、正常な通信経路を確保するソフトの導入や、通信制御コンピュータの増強、障害発生時の緊急体制の見直しなども順次実施するとしている。
(Security NEXT - 2007/06/14 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
Pythonの「tarfile」モジュールに脆弱性 - クリティカルも
「M365 Copilot」に情報漏洩の深刻な脆弱性 - すでに修正済み
Interop Tokyo 2025が開催中 - 恒例企画「ShowNet」が人気
「Interop Tokyo 2025」が6月開催 - テーマ「社会に浸透するAIとインターネット」
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Ivanti Workspace Control」に複数脆弱性 - アップデートを公開
指標管理ウェブシステムから顧客情報流出の可能性 - 損保ジャパン
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
新規セキュリティアドバイザリ14件を公開 - SAP
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意