Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Skypeを利用して拡大を図る「Stration」亜種を確認 - 米Websense

米Websenseの研究機関であるWebsense Security Labsは、Skypeを悪用するワームを発見したとして注意を呼びかけている。

今回発見されたのは、「Stration」や「Warezov」と呼ばれるワームの亜種。このワームは、Skypeの機能を利用するもので、Skypeの脆弱性によるものではないという。

ワームへ感染すると、自己増殖はしないものの、感染したパソコンがSkypeを利用している場合、ユーザーのコンタクトリストに登録された他ユーザーへ、特定のURLをチェックするように促すメッセージを送信する。

メッセージ内のリンクをクリックし、ファイルを実行すると複数のファイルがダウンロードされ、同ワームやメール送信を行うトロイの木馬がダウンロードされるほか、バックドアの設置される。さらにコンタクトリストを利用したメッセージの送信を行うなど感染活動を行うとして同社では注意を促している。

(Security NEXT - 2007/03/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ランサム被害で顧客や取引先の情報が流出 - アスクル
日本サイバー犯罪対策センター、ウィンブレ実写映画とコラボ
SAP、月例アドバイザリ20件を公開 - 複数「クリティカル」も
都立病院の患者情報流出 - 「USB拾得」との匿名文書が複数届く
会報誌データのメール送信時に誤送信 - 群馬県立点字図書館
「Dell Data Lakehouse」が脆弱性145件を修正 - 深刻な脆弱性も
「ManageEngine Analytics Plus」にSQLi脆弱性 - 8月の更新で修正済み
マルウェア対策製品「Avast」「AVG」に深刻な脆弱性
Synology製NAS「BeeStation」に深刻な脆弱性 - 修正版が公開
米当局、「WatchGuard Firebox」など脆弱性3件の悪用に注意喚起