国立循環器病センターで患者の個人情報盗まれる - 匿名化ルール守られず
国立循環器病センターは、12月22日に患者の個人情報が保存されたノートを紛失していたことを公表した。
今回の事件は、同センター職員所有のパソコンが院内で盗まれたもの。同職員が12月22日に医局内でノートパソコンがカバンごと所在がわからなくなっていることに気が付いたという。パソコンには、職員が扱った約1100名分の個人情報が保存されていた。含まれる情報は、氏名や生年月日、入退院日時など。検査を実施した患者については検査結果や治療内容なども保存されていた。
保存されていたデータは、いずれも職員個人が入力したデータ。同センターでは、匿名化していない患者情報の持ち出しを禁止していたが、守られていなかった。現在、職員本人や監督責任者への処分を検討しているという。同センターでは、今回の個人情報紛失に加え、麻薬の盗難事件も発覚しており、管理体制が問われそうだ。
(Security NEXT - 2007/02/02 )
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