Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

不正アクセスの34%がパスワード管理不備 - IPA

IPAは、6月のウイルス検出状況や不正アクセスの届出状況を発表した。また、「今月の呼びかけ」としてパスワード管理を取り上げている。

今月のウイルス検出数は、約164万個で前月より7.9%減少した。届出件数についても3547件と2.8%の減少を記録。

検出したウイルスは、「Netsky」が約133万個と先月に引き続きトップ。「Mytob(約14万個)」「Bagle(約7万個)」が続いた。また、ウイルスに感染したとメッセージを表示し、対応を迫るマルウェアに関する相談は5月の41件から減少しているものの、24件が寄せられたという。

不正アクセスの届出件数は22件で、被害は件数は20件と大きく増加。侵入が12件でもっとも多く、ワーム感染4件が続いた。不正アクセスに関連した相談件数についても、32件で何らかの被害のあった件数は19件と増加している。

同機構では、「今月の呼びかけ」として、今月はパスワードの管理にスポットをあてている。2006年上半期に発生した不正アクセスの約34%にIDやパスワードの設定に不備があったとして、適切なパスワードの設定をするよう注意を喚起している。

(Security NEXT - 2006/07/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

県立高で奨学金申請希望一覧表を生徒に誤配付 - 新潟県
新規就農者向けの研修案内メールで誤送信 - 諫早市
ランサムウェア被害による個人情報流出を確認 - 日本セラミック
都校務支援システムに不具合 - 102校の健診データを誤登録して喪失
「NetScaler ADC」脆弱性、パッチ公開前から攻撃発生
シルバー人材センターで広報配布名簿を置き配、所在不明に - 北広島市
「NetScaler ADC/Gateway」にゼロデイ脆弱性 - 早急に更新を
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、アップデート公開 - 軽減策の実施も
特権コマンド実行ツール「sudo」に重要度「クリティカル」の脆弱性
【特別企画】専門家13人が「生成AI時代」のセキュリティを多角的に解説