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中部電力の火力発電所に関する資料がネット上に流出

中部電力の関係会社である中電防災の従業員の私用パソコンから、火力発電所の業務資料や事業所の従業員名簿などがネット上に流出したことがわかった。

流出したとされる情報は、尾鷲三田火力発電所の防災地図や不法侵入者発見時の対応マニュアル、防災緊急時の連絡体制といった業務資料のほか、同事業所の従業員名簿など。同社では、流出したデータの詳細は現在も調査中だという。

同従業員がデータを持ち出して自宅のパソコンに保存した際、導入されていたファイル交換ソフトを介して流出したと見られている。

発電所など、機微情報を多く扱う電力会社からの情報流出事故が連続している。4月24日には四国電力から火力発電所に関する情報が流出し、原子力安全・保安院から情報管理徹底の通達があったばかり。

(Security NEXT - 2006/05/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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