Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Winnyによる情報流出への対策を - 総務省が注意喚起

総務省は、Winnyなどファイル交換ソフトを介した情報流出事故が多発している現状を受け、家庭や企業における対策法などを掲載して注意喚起を行った。

同省では一般家庭における対策として、Winny使用の経験がある場合には、パソコン内のデータを削除し、あらたにソフトウェアをインストールする「クリーンインストール」を行うよう求めている。また、家族間でパソコンの使用状況を確認し合い、Winnyの危険性について注意し合うことも重要だとしている。

企業における対策としては、業務に使用するパソコンにWinnyなど危険なソフトを導入しないよう徹底するのはもちろん、業務データの持ち出しに関するルールを策定して周知徹底させることが必要だとしている。

同省では、Winnyを介した情報流出事故の多くは個人所有のパソコンで発生しているとして、国民1人ひとりがその危険性を認識し、対策を講じるよう求めている。

(Security NEXT - 2006/04/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

中学校で生徒手帳用写真データが所在不明に - 奈良市
入札準備段階の機密情報含むデータを誤送信 - 名古屋市
ランサム被害で取引先情報が流出した可能性 - ニチノー緑化
「i-FILTER」に不正な定義ファイル読み込む脆弱性
「OpenSSL 3.5」に設定と挙動異なる脆弱性 - コピペミスで発生
複数機器でランサム被害、情報流出など調査中 - 日本ジッコウ
WAF「ModSecurity」に脆弱性 - リクエスト数回でメモリ枯渇
Samsung製デジタルサイネージの脆弱性狙う攻撃に注意
「Versa Concerto」に深刻な脆弱性 - 修正状況不明、詳細が公開
DMハガキを誤送付、リスト作成ミスで - 日経ラジオ