Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ザイオン、顧客情報を流出 - 検索サイトから複数のユーザーがアクセス

IT関連サービスを展開するザイオンは、サーバのメンテナンス時における運用ミスにより、同社の顧客情報821件が流出したと発表した。

流出したのは、同社のイベントの際に使用した顧客情報821件。顧客の氏名、電話番号、メールアドレス、会社名、会社住所などが含まれる。

漏洩は4月5日に判明。調査により外部からのアクセスは33件あったことがわかった。検索エンジンのキャッシュにも一時保存されたが、キャッシュへのアクセス数は把握できていない。

流出の原因は、イベントに用いられたデータがメインテナンス時にミスにより削除されなかったためで、外部からアクセスできる状態だった。その後の定期的なチェック体制も不十分だったとしている。

同社では該当データをサイト上から削除。検索サイト側に残っているキャッシュについても削除依頼をした。今後は個人情報保護に向けて社内体制を強化して、再発防止に取り組むとしている。

(Security NEXT - 2006/04/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

狂犬病予防注射案内ハガキで誤記載、データ移行不備で - 岡山市
小学校で結核健診問診票を紛失、整理が不十分で - 平塚市
組合加入事業所の個人情報を他社へ誤提供 - 土健保
「Node.js」にまもなくセキュリティアップデート - 2件を修正予定
初期侵入から平均62分で横展開を開始 - わずか2分のケースも
労務管理クラウドシステムでアクセス権の設定ミス - 個人情報が流出
2月のDDoS攻撃件数、前月の約1.2倍に - 71Gbps超の攻撃も
1月のDDoS攻撃件数、前月比29%増 - IIJレポート
厚労省の「マイジョブ・カード」、別人情報が表示される不具合
年金事務所を装う電話に警戒を - 偽マイナポータルに誘導