トレンドマイクロ、2005年度の被害レポートを発表 - 被害の分散、悪質化が顕著に
トレンドマイクロは、2005年度のウイルス感染被害年間レポートを発表した。今年は、被害の分散化と悪質化が目立ったという。
同レポートは、2005年1月1日から12月15日までの間に、日本のトレンドマイクロのサポートセンターに寄せられた問い合わせをもとにデータをまとめ、1年のウイルス状況を総括したもの。
同レポートによれば、今年のウイルス感染被害報告数は、昨年の63657件から大幅に減少し、41749件だった。
今年は、「WORM_NETSKY」のように世界中で大流行したウイルスは現れず、今後も流行の可能性は低くなっていくと予測。ウイルスの作成、配布自体が目的であった従来から、金銭や個人情報詐取の手段として利用する例が増加しており、多種類のウイルスによる小規模な被害へ傾向が移りつつあると分析している。
また、日本にターゲットを絞った攻撃が多く発見された。特定の企業や官庁を騙った日本語のウイルスメールや、日本のオンラインバンクを狙った不正プログラムなどが発見されており、フィッシング詐欺を目的とした偽メールやなりすましサイト、P2P経由の情報漏洩など、多数報告され話題となった。
今後懸念される傾向として、ウイルス被害の分散化や悪質化が進むとし、今年大量の亜種が発見されたBOT系プログラムのように、感染したコンピュータを不正に利用する傾向も強まるとして、注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2005/12/22 )
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