Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

北九州市、ビジネス講座の運営委託先が受講者の個人情報を紛失

北九州市は、12月10日に、若年雇用の支援を目的としたビジネス講座の運営委託先において、受講生53名分の受講申込書を紛失したと発表した。

業務の委託先である麻生塾の講師が紛失したもの。所在が不明となっているのは、中国ビジネス講座の受講申込書で、受講生53名分の氏名、住所、電話番号、最終学歴、職歴などが記載されていた。

担当講師が講義進行の参考とするため、同申込書のコピーを会場に携行、その際に紛失したとみられている。同市では、今回の事故について、契約条項に違反する持ち出しとずさんな管理が原因としている。

講義の終了後、ただちに付近を捜索したが見つからず、遺失物届を提出した。同講師より報告を受けた麻生塾では、同市に連絡した。同市は、同委託先関係者と、受講生に対し講義の冒頭で謝罪し、現在の状況および今後の対応について説明したという。欠席者に対しても電話で連絡した。

(Security NEXT - 2005/12/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

学生の個人情報が閲覧可能に、フォームの設定ミスで - 近畿大
eモータースポーツ公式アカウントの乗っ取りで個人情報流出の可能性
メールアドレスでスペルミス、異なる宛先に誤送信 - JA福岡信連
個情委、人事労務サービスのMKシステムに行政指導 - 報告は3000件超
「SharePoint Server」の脆弱性悪用に要警戒 - 米当局が注意喚起
WPプラグイン「Network Summary」に深刻な脆弱性 - パッチ未提供
エレコム製無線LANルータ2機種に複数の脆弱性
エレコム製の複数無線LANルータに3件の脆弱性
「Apache Tomcat」にアップデート - 「同8.5」系は最後の更新
「macOS」にセキュリティアップデート - 脆弱性を修正