Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

全銀協、不正キャッシュカードへの対応方針を発表

全国銀行協会は、預金者保護法の成立に伴い、偽造キャッシュカードを用いた不正な払い戻しにおける重過失や過失の基準を発表した。

預金者保護法では、偽造カードや盗難カードが利用された際、補償を定めているが、重過失の場合については偽造カード、盗難カードを利用された場合も、免責とし、通常の過失についても、盗難カードについては、75%を補償するよう定められている。

全国銀行協会では、重過失の例として、他人に暗証番号を教えたり、キャッシュカードへ暗証番号が書いてある場合、他人へキャッシュカードを渡した場合などを挙げ、「故意」とほぼ同等であるとした。

また、生年月日や住所、電話番号など、類推が容易な番号を利用した場合や、暗証番号などのメモをキャッシュカードと携行していた場合、財布などを車内へ置いたままにするなど、容易に奪われる状態にした場合については、本人の過失となり、盗難カードが利用された場合、全額を補償しない方針を示した。

(Security NEXT - 2005/10/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト
個人情報含む契約書類を誤送信、アドレス帳で選択ミス - 新潟県
生徒情報含むデータを第三者メアドへ誤送信 - 鹿児島高
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
中国電力にサイバー攻撃 - 設定不備のリモート接続機器より侵入
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ