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マカフィー、7月のウイルス検知状況を発表 - トロイの木馬がさらに増加

マカフィーは、2005年7月におけるコンピュータウイルスの検知状況を発表した。

同発表によれば、前月と比較し、脆弱点を狙うトロイの木馬が増加傾向にあるという。検知企業数は前月の6種から7種、検知マシン数では6種から8種と種類が増えた。企業数とマシン数でトップとなったのは先月同様トロイの木馬「bo:heap」で、ヒープメモリへのバッファオーバーフロー攻撃の可能性が高いと分析している。

一方、企業数とマシン数で2位にランクインしている「Exploit-MhtRedir.gen」は、通常はIISサーバに仕掛けられるリダイレクター。従来は余り検知されなかったが、HTMLメールの増加に伴って増えたのではないかと同社では分析している。ランキング全体では、通常のウイルスから、フィッシングや脆弱性を狙った攻撃などへの移行が進んでいるという。

(Security NEXT - 2005/08/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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