個人情報漏洩事件、前年度の約6倍弱に
内閣府は、事業者における2004年度の個人情報漏洩事故の状況をまとめ、公表した。
2005年度の漏洩件数は405件に上り、2003年度の70件から大幅に増加した。経済産業省の管轄事業者が220団体と最も多かった。金融庁が122件と続いた。漏洩件数は、500人以下が71.9%。5000件以上の個人情報が漏洩するケースも7.1%あった。
漏洩事件の96%が顧客の個人情報を紛失したものだったが、従業員情報の漏洩についても2.5%あった。また、基本情報のみの漏洩は約4.4%で、それ以外は基本情報以外の情報が含まれていたという。
また、漏洩の29.1%が委託先による漏洩だった。さらに、意図的な漏洩が約19.8%に上り、従業者ではな第三者による漏洩が多数を占めている。
(Security NEXT - 2005/07/15 )
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