NTT東西、緊急機関からの「呼び返し」が鳴らない不具合
NTT東日本およびNTT西日本は、通信機器のソフトウェアの不具合により、特定の条件下において、緊急機関からの「呼び返し」の際、電話機が鳴らない事象が発生したと発表した。
同発表によれば、今回判明した事象は、緊急機関への通報後、通報者が受話器を置いてもしばらく回線を接続状態のままにして、各緊急機関の指令台から通報者を呼び出すことができる「呼び返し」を行なう必要があった際に、通報者の電話機が鳴らないというもの。
同事象はSOHO向け電話システムの一部通信機器において、アナログ回線を利用し、且つ、「ナンバー・ディスプレイ」、「ネーム・ディスプレイ」、「モデムダイヤルイン」のいずれかのサービスを「利用する」に設定している場合に起こる。
原因は、対象通信機器のソフトウェアの不具合により、緊急機関からの呼び返しで使用される信号を正常に処理しないためとして、順次、対策済みソフトウェアへのバージョンアップを実施する。また、専用の窓口を設置して、問い合わせに対応するとしている。
(Security NEXT - 2005/07/15 )
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