Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

NTTドコモ、委託先で顧客情報が保存されていたHDを紛失

NTTドコモは、精算業務を委託しているドコモ・サポートにて、携帯端末などの顧客情報が記録されたハードディスクを紛失していたと発表した。

ドコモ・サポートでは、NTTドコモの代理店手数料について精算業務を受託している。今回の事故は、同社の事務所内に保管していた外付型ハードディスク装置1個の紛失が5月下旬に判明、以降探索などを行っていたが、発見できず、委託元であるNTTドコモへ6月23日に紛失の連絡があったという。警察に紛失届けが提出されたのは6月27日だった。

ハードディスクには、ドコモグループ各社の携帯端末やクイックキャストの契約者情報が記録されていた。同社によれば、2003年10月から2005年3月のあいだに関東甲信越地域のドコモ商品取扱店において注文した最大4万8千名分の顧客情報で、氏名や電話番号が含まれいてた。また、同社に派遣されていた95名の従業員情報についても含まれていたとしている。

ハードディスクに情報が記録されていた顧客に対しては個別に連絡し、情報の紛失について説明し、謝罪するとしている。

(Security NEXT - 2005/06/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意