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三菱電機、ウイルス感染により原発の機密情報を流出

三菱電機は、子会社の三菱電機プラントエンジニアリングの技術者が所有するパソコンがウイルスに感染し、同パソコンに保存されていた発電所の点検報告書などの機密情報が、Winnyネットワーク上に流出していた事実が、6月22日に判明したと発表した。

同社によれば、流出したのは同社が受託していた原子力発電所、火力発電所および水力発電所の電機設備保守に関する点検報告書などの機密情報で、データ容量は約44Mバイトだったという。流出の時期は、2005年3月以降とみられている。

同社では、社内および関係会社における企業機密情報の管理状況について総点検を実施するとともに、機密情報の社外持ち出しについての手続きを厳格化し、グループを挙げて再発防止に取り組むとしている。

(Security NEXT - 2005/06/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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