Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

DNPと三菱マテリアル、VPNとICカードが連携するソリューションを提供

大日本印刷(DNP)と三菱マテリアルは、三菱マテリアルのVPN構築システム「SoftEther CA 1.1」とDNPのPKI関連製品やICカードを連携させたソリューションを3月より順次提供すると発表した。

今回発表となったのは、1月24日に三菱マテリアルが発表したVPN構築システム「SoftEther CA 1.1」とDNPのセキュリティソフトウェア「TranC'ert」、およびPKI対応ICカード(Felicaカード、dnPKI、DNP Standard-9)を組み合わせたソリューション。

「SoftEther CA」は、電子証明書を用いたServer-Client相互認証とSSLによる通信の暗号化とにより安全な通信を実現するVPN構築ソフトウェア。

一方、「TranC'ert」では、社員証などとして配布されたICカードと連動し、パソコンの起動制御、スクリーンロック機能、暗号化、利用者制限、アプリケーション起動制御、ICカードの内部メモリに格納された電子証明書や秘密鍵を使ったメール暗号化やデジタル署名添付、サーバへのアクセス制御、VPNや無線LAN利用時のネットワーク認証などが行える。

同社では、今回のソリューションにより、個人認証およびセキュアなネットワーク運用が可能になるとしている。

(Security NEXT - 2005/02/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

海外グループ会社の元従業員が個人情報を不正持出 - クラレ
個人情報や生産データが流出した可能性 - JVCケンウッド
日立製ディスクアレイシステム「Hitachi VSP」に平文PWをログ保存する脆弱性
JVNで6製品の使用中止を呼びかけ - 脆弱性見つかるも開発者と連絡不能
バッファローのNAS製品にMITM攻撃でコード実行のおそれ
米当局、脆弱性3件の悪用に注意喚起 - FortinetやIvantiの製品が標的に
USB紛失で町長ら減給、不正利用判明すれば再度処分を検討 - 佐久穂町
小規模事業者持続化補助金の事務局がランサム被害
JPCERT/CCが攻撃相談窓口を開設 - ベンダー可、セカンドオピニオンも
「auひかり」向けのブロードバンドルータに複数の脆弱性