JNSA、セキュリティ対策の導入状況に関する調査結果を公表
日本ネットワークセキュリティ協会は、8月から9月にかけて実施した「ITセキュリティ対策施策の導入・実施状況とその満足度調査」の結果を発表した。
同調査は、郵送によるアンケート調査方式で行われた。主要企業の情報システム担当役員および部長クラスに対し、3166通を発送して416社から回答を得た。
調査結果によれば、情報セキュリティに対する社内体制の整備状況について、対応部署や要員を配置している企業が84%、情報セキュリティポリシーを策定済みまたは策定予定とした企業が93%となっている。
ISMSやプライバシーマークなどの公的認証の取得意向は、ともに10数%が取得済み、30%程度が取得予定としつつも、半数程度が「取得の予定はない」としており、全面普及までには至っていない。
ウィルス対策、ファイアウォール、個人認証などのセキュリティ対策製品が95%前後という高い普及率を示す一方で、外部サービスの活用は十分に浸透していないという結果も出ている。また、セキュリティ対策製品に対して機能、性能、品質、コストの面で「不満あり」とする回答が、それぞれ数%から10%程度あった。
同協会は、集計データと詳細分析をまとめた報告書を、11月中をめどに公開する予定だとしている。
(Security NEXT - 2004/10/28 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
個人情報書類を誤廃棄、庁内書庫への引継ぎ時に判明 - 大阪市
組織内の「SaaS」や「生成AI」リスクを可視化するソリューション
石光商事のランサム被害、SIM搭載PC経由でサーバを侵害
ゆうパックの郵便局控えなど約4万件を紛失 - 兵庫県の郵便局
システム管理用メールドメインがスパム踏み台に - ヤンマーG
シャープ通販サイトでクレカ情報など個人情報流出の可能性
NVIDIAのデータ処理ユニットに複数の脆弱性が判明
DDoS攻撃、前月から約3割減、最大攻撃規模も縮小 - IIJレポート
「WordPress」向け生成AI活用プラグインにRCE脆弱性
「PAN-OS」に含まれるOSS脆弱性を修正 - 重大な影響なし