公衆無線LANで特定サイトへ接続を遮断したNTT-BPに行政指導 - 「通信の秘密」を侵害
総務省は、NTTブロードバンドプラットフォーム(NTT-BP)が、公衆無線LANで特定サイトへの接続を遮断したことに対し、通信の秘密の侵害にあたるとして行政指導を行った。
同省によれば、コンビニエンスストアなどで提供する同社の公衆無線LANサービスで、正当な理由なく特定サイトへの接続を遮断していたことが判明したという。
同省は、2011年12月より同社から説明を受けたが、特定のサイトへ接続させない目的で通信内容を取得し、さらに他サイトへ接続したことについて、通信の秘密を侵害する行為にあたると判断した。
電気通信事業法に違反するとして行政指導を行い、再発防止策を取りまとめ、報告するよう求めたという。
(Security NEXT - 2012/04/05 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
LINEヤフーに再度行政指導 - 報告受けるも対応や計画不十分
総務省、LINEヤフーに行政指導 - 「電気通信事業全体の信頼を損なった」
LINEヤフーのサイバー攻撃被害、メールやSlack上でも - 対象件数を修正
LINEヤフーに韓国関連会社経由でサイバー攻撃 - 個人情報約44万件が流出
通信サービスの侵害で富士通などに行政指導 - 総務省
通信事業者のフロー情報用いたC2サーバ検知は正当業務 - 総務省がパブコメ
総務省、「通信の秘密」漏洩でIIJに行政指導 - 2020年3月以降に6件
LINEのチケット制ライブサービスで握手会動画が流出 - CDNから取得か
IIJmioの一部アプリで他ユーザー情報を誤表示
個情委、個人情報の越境移転や委託先管理でLINEから報告徴収 - 総務省も