Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

LINEヤフーに韓国関連会社経由でサイバー攻撃 - 個人情報約44万件が流出

LINEヤフーは、韓国にある関連会社のシステム経由でサイバー攻撃を受け、約44万件の個人情報が外部に流出した可能性があることを明らかにした。

同社によると、関連会社で業務を委託している韓NAVER Cloudのシステム経由で、第三者によるサイバー攻撃を受けたもの。10月9日よりアクセスが行われており、同月17日に不審なアクセスを検知。同月27日に外部よりアクセスされた可能性が高いことが判明した。

NAVER Cloudの従業員が所有するパソコンがマルウェアに感染。NAVER Cloudと共通の認証基盤で管理されている旧LINEの社内システムへネットワーク接続が可能となっており、NAVER Cloudのシステム経由でLINEヤフーのシステムに対する侵害が行われたという。

今回のサイバー攻撃で、ユーザーに関する個人情報30万2569件をはじめ、取引先に関する個人情報8万6105件、従業員などに関する個人情報5万1353件など、あわせて約44万件の個人情報が外部に流出した可能性がある。

ユーザーに関する個人情報のうち、12万9894件は日本国内のユーザーに関する情報だった。メッセージや無料通話、LINE VOOM、アプリ、LINEギフト、開発者などの情報が含まれる一方、トーク内容、クレジットカード情報は含まれていないとしている。

(Security NEXT - 2023/11/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

スポーツ教室申込者への案内メール、2度にわたり誤送信 - 桐蔭横浜大
予約管理システム侵害、予約者にフィッシングメール - 京都市内のホテル
CMSに総当たり攻撃、個人情報流出の可能性 - 体育器具メーカー
ECサイトで不具合、会員登録時に別人情報表示 - 下着通販会社
Gitサーバ「Gogs」にゼロデイ脆弱性 - 広範囲の公開サーバに侵害痕跡
「React」脆弱性を狙う攻撃が急増、国内SOCで多数観測 - ラック
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、詳細は調整中 - アップデートで修正
ワークフロー実行ツール「n8n」に脆弱性 - アップデートで修正
監視ツール「Barracuda RMM」に深刻な複数脆弱性 - アップデートを
「Apache Struts」にDoS脆弱性 - ディスク領域枯渇のおそれ