専門家がもっとも注目した2010年の脅威は「故意の情報漏洩」
情報処理推進機構(IPA)は、2010年における情報セキュリティの状況を解説した「2011年版10大脅威 進化する攻撃……その対策で十分ですか?」を公開した。
同機構への届け出や脆弱性の公表、メディアによる報道などをもとに、情報セキュリティの専門家や実務担当者127人で構成する「10大脅威執筆者会」にて取りまとめた。
「社会的影響」「印象が強さ」などの観点から選定した10種類の脅威について解説。脅威の事例やビジネスに与えるインパクト、情報セキュリティの考え方や方向性についても紹介している。
ランキングを見ると、2010年は「組織における故意の情報漏洩事件」が1位だった。情報漏洩については、2006年以降毎年ランクインしており、2009年も5位となっている。
(Security NEXT - 2011/03/24 )
ツイート
PR
関連記事
「セキュリティ10大脅威2024」 - 個人の脅威は順位表示を廃止
「フィッシング詐欺」、1年に3回も被害あったケースも
脆弱性の届出が大幅増 - ウェブサイト関連は前四半期比2.2倍に
2023年上場関連企業による個人情報事故は175件 - TSR
リサイクルされる「ランサムウェア」 - リーク件数は1.5倍に
ランサムウェア感染組織の平均被害金額は2386万円 - JNSA調査
3Qの脆弱性届け出、ウェブサイト関連が増加
マルウェアによるアカウント情報の窃取 - 2割強の企業で
クラウド利用に約6割が不安、アクセス権限の誤設定を2割弱が経験
Pマーク事業者の個人情報関連事故報告、前年度の約2.3倍に