Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Adobe、6製品にセキュリティアップデート - 深刻な脆弱性など修正

Adobe Systemsは、「Adobe Illustrator」「Adobe After Effects」をはじめ、複数の製品に対してセキュリティアップデートを公開した。

各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」とは異なる定例外のタイミングでセキュリティアップデートをリリースしたもの。いずれも悪用は確認されていないが、深刻な脆弱性も含まれる。

「Adobe Illustrator」「Adobe After Effects」「Adobe Premiere Pro」「Adobe Premiere Rush」「Adobe Audition」では、重要度が3段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性に対処した。

「Adobe Illustrator」「Adobe After Effects」では、いずれも5件の脆弱性を修正。「Adobe Premiere Pro」「Adobe Premiere Rush」においてそれぞれ3件、「Adobe Audition」では2件を解消した。脆弱性を悪用されるとコードを実行されるおそれがあるという。

また「Adobe Campaign Classic」では、情報漏洩のおそれがあり、重要度が上から2番目に高い「重要(Important)」とされる脆弱性1件に対応している。

同社は各製品向けにアップデートを公開した。適用優先度については3段階中もっとも低い「3」とレーティングしており、任意のタイミングでアップデートを実施するよう求めている。

(Security NEXT - 2020/06/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース
「Dell CloudLink」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 独自修正も
Apple、「macOS Tahoe 26.1」をリリース - 脆弱性105件を修正
「Cisco ASA/FTD」脆弱性がDoS攻撃の標的に - 修正を再度呼びかけ
「React Native CLI」に脆弱性 - 外部よりコマンド実行のおそれ
コンタクトセンター向け製品「Cisco Unified CCX」に深刻な脆弱性
「Chrome」のアップデートが公開 - 脆弱性5件に対応
「SonicWall SMA 100」シリーズに脆弱性 - アップデートが公開