Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

なりすまし医師に患者の電話番号を漏洩 - 札幌医科大

札幌医科大学は、同大付属病院の医師をかたる部外者に対し、誤って患者の電話番号を漏洩したことを明らかにした。

同大によれば、6月9日、同大付属病院の医師を名乗る者から患者の電話番号を教えてほしいと電話があり、同大の職員が8人分の電子カルテに登録されている電話番号を伝えたという。8人はいずれも同大の元学生だった。

名前を使われた医師に確認したところ、電話をしたのは本人ではないことが判明。患者情報の外部漏洩が確認された。同大では対象となる患者に事情を説明して謝罪するとともに、警察へ相談している。

医師になりすまし、患者情報を聞き出す電話は、他大学病院でも確認されている。福島県立医科大学付属病院においても、なりすましの電話に職員が応対。誤って患者情報を伝えていた。患者はいずれも元学生だったという。

(Security NEXT - 2020/06/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

印刷に利用した患者情報含む私物USBメモリが所在不明に - 愛知県
メールアカウント3件に不正アクセス、個人情報が流出 - 近大関連会社
個人情報含む書類が風で飛散、一部未回収 - 伊勢崎市民病院
患者情報含むUSBメモリを紛失 - 約1カ月後に回収
患者情報含むUSBメモリが所在不明 - 横浜市立みなと赤十字病院
患者情報含むUSBメモリが院内で所在不明に - 茨城東病院
患者情報含むUSBメモリが手術室で所在不明に - 大館市立総合病院
患者情報入りUSBメモリを一時紛失 - レンタカー内部で発見
医療相談情報含むUSBメモリを院内で紛失 - 射水市民病院
一部紹介状が所在不明に、診察に影響なし - 八女総合病院