Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Samba」に複数脆弱性、LDAPサーバ停止のおそれ - 修正プログラムがリリース

「Samba」に2件の脆弱性が明らかになったとして、開発チームは更新プログラムをリリースした。

開発チームによれば、細工した「CLDAPパケット」を送りつけることで「LDAPサーバ」においてスタックオーバーフローが生じ、メモリが枯渇してサービス拒否に陥るおそれがある脆弱性「CVE-2020-10704」が判明したという。

また悪用は難しいが、解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2020-10700」が明らかとなった。「CVSSv3.1」のベーススコアは、それぞれ「7.5」「5.3」と評価されている。

開発チームでは、脆弱性を解消した「Samba 4.12.2」「同4.11.8」「同4.10.15」をリリースした。また「Samba 4.12.1」「同4.11.7」「同4.10.14」向けのパッチも用意。利用者へ注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2020/04/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
Apple、「iOS 26.1」「iPadOS 26.1」を公開 - 56件の脆弱性を解消
Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース
「Dell CloudLink」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 独自修正も
Apple、「macOS Tahoe 26.1」をリリース - 脆弱性105件を修正
「Cisco ASA/FTD」脆弱性がDoS攻撃の標的に - 修正を再度呼びかけ
「React Native CLI」に脆弱性 - 外部よりコマンド実行のおそれ
コンタクトセンター向け製品「Cisco Unified CCX」に深刻な脆弱性