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「個人データを情報銀行へ預けてもよい」55% - 情報漏洩や悪用に懸念も

オンラインのアンケート調査で、55%が情報銀行へ個人データを預けてもよいと回答したとの調査結果をInsight Techが取りまとめた。一方で情報漏洩や犯罪に利用されることへの懸念の声も目立ったという。

同社が運営する「不満買取センター」において、2019年10月30日に同サイトの利用者を対象とするインターネットによるアンケート調査を実施し、結果を取りまとめたもの。有効回答数は1500件だった。

自分の個人データを情報銀行へ預けてもよいと回答したのは55%。男性が60%、女性が54%で男性がやや高い傾向が見られた。のこる回答者は「預けてもよいと思う情報がない」と回答した。

預けてもよいと思うデータは、「購買履歴」が32%でもっとも高く、「趣味、嗜好情報(25%)」「光熱費情報(21%)」「通信費情報(17%)」と続く。医療情報は14%、ヘルスケア情報についても10%が預けてもよいと回答した。ネット閲覧履歴は8%、位置情報は6%だった。

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預けてもよいと思う情報(グラフ:Insight Tech)

(Security NEXT - 2020/01/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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