Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

10社が参加、情報銀行の実証実験を開始

電通のグループ会社であるマイデータ・インテリジェンスは、モニター約1万2000人と企業10社が参加する「情報銀行トライアル企画」を開始した。

同企画は、事前公募の一般モニター約1万2000人が、本人の許諾のもと個人データを企業に提供。その見返りとしてさまざまな対価が受けられる情報銀行のしくみが体験できるもの。12月31日まで実施する。

参加する一般モニターは、同社が運営するデータバンク「MEY」への会員登録と専用アプリをダウンロード。そのうえで、提供を許諾したマイデータを参加企業へ提供する。情報提供の対価として、企業から商品や金銭、サービスなどを受けることができる。

参加企業は期間中、「情報銀行共同研究会」の開催を予定。参加企業間でサービスやデータ利活用面での連携の可能性を探り、各企業が保有するデータの交換や、企業間でのコラボレーションのユースケースづくりなどについて議論する。

(Security NEXT - 2019/07/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

パーソナルデータ、4割弱が利用目的に関わらず「提供したくない」
情報銀行へのデータ提供、7割超が位置情報NG - 「規約すべて読み同意」8%
情報銀行認定で初の「通常認定」
地域向け情報銀行サービスの実証を開始 - 中部電力
「個人データを情報銀行へ預けてもよい」55% - 情報漏洩や悪用に懸念も
「情報銀行への個人情報提供に抵抗感」4割超
国内初となる「情報銀行」の「P認定」 - 三井住友信託銀など2社
情報銀行向けプラットフォームで実証実験 - NTTデータ
中部電とDNP、「地域型情報銀行」の実証事業を開始
日立ら、情報銀行に向けて実証実験 - 従業員200人のデータ活用